神様はいる！と思ったエピソード

[203. 匿名]

その日は他店の応援として、大きなホールで開かれる店外催しの売場に立っていた
忙しくて焦ってしまって、あるお客様にクレジットカードの署名もらうはずのレシートを渡してしまった
これ初歩的かつ最悪なミスで、応援に来ながらこんなミスするとかありえないポカ
慌てて同じ階を見回ったけどそのお客様はいらっしゃらず、放送で呼び出しかける前にせめてと思って一階の大ホールに降りた
もう人、人、人で溢れかえってて、駆け回りながら探したけどこんなの広すぎるし、人多すぎるし、見つかるはずないし、焦りと情けなさで涙出てきた
もうだめだ、申し訳ないけど放送お願いしよう…と絶望して体の向きを変えて走りかけた時、何かの試食のために立ち止まってるお客様をそこで見つけた
もう凄い勢いで近づいて頭下げて事情説明してお詫びしてことなきを得た
ずっと探してくれはったん？よう見つけられたなぁ！ってお客様も驚いてた
すれ違った瞬間、MVみたいに世界がパァっと色づいてスローモーションになったよ
あの規模、あの人数、あのタイミングで会えたのは奇跡だった
神さまはいるんだと思いましたね