病院に行って後悔したこと。

[136. 匿名]

母の話です。
回復しない病気で、リハビリと検査のために入院したのですが、介助があればなんとか歩けるにもかかわらず、病気の影響で、転ぶ可能性もあるのでそれを避けるためと、ずっと介助する訳にもいかず、車椅子に乗ることを余儀なくされて、リハビリ以外はベッドか車椅子で、3週間も過ごして、元々体の運動機能が低下していく病気だったので、退院したら全く歩くことができなくなっていました。

その後、数年たって、咀嚼して飲み込む力が落ちてきたのでまた検査のために入院して夕食で上手く飲み込めず一度むせてしまって、誤飲性肺炎を恐れて、それ以後一切口からの飲食をやめて、管で食事を流し込むようにしてしまいました。それで食べ物を口からとることが一切できなくなり、胃瘻せざるを得なくなりました。

仕方ないのですが、まだ十分にできていた状況にもかかわらず、起きたらマズイという病院の事故を予防する措置で一切歩けなく、食べられなくなったのが、今まで不自由でもできていたことが
病院に行ったことで、一切できなくなってしまう。病院に行くことが死により近づく結果になってやりきれない思いでした。