ゲイバーに行きたい

[159. 匿名]

おねいではないんだけど、話術がすごいから通っているという職場の先輩（男性）に、私と同期の女性何人かで連れていってもらったことがあります。
そこのママさんは昔あるスポーツでかなりいいところまでいったアスリートで、引退後にカミングアウトしてお店を始めたとのことでした。今でもめっちゃ鍛えていて筋肉がすごかったです。
夜１０時くらいに行ったらもう半分泥酔していて、先輩を裏切り者！若い娘っ子を連れてきて！とばしばし叩いていました。
私は当時まだメイクがよくわからなくてひとりだけすっぴんだったのをめざとく見つけると「あんた！女のくせになんなの！」と怒鳴られて手をつかまれ、ひいっと体をすくめたら首のまわりにふりふりのついたケープ？をまかれてママにこってりとメイクされました。
ママのメイクボックスはトラックのガルウィングのように左右に開く大きなもので、中にはびっしりと化粧道具が。
いちいち名前を言いながらこれはこう、これはこう！と怒りながらさっさと顔をつくってくれて、「ブスでも努力しなさい！」と頭をはたかれました。
怖くて怖くて震えながらママにこづかれて振り向くと先輩も同期もおおーっと拍手してくれました。
かなりいい線いっていたそうです。でも自分では見えなかったのでどうなったかわかりません。
そのあと「化粧をしないならウチには入れないからね！」とママにお姫様だっこをされてぐるぐる回転されて気持ち悪くて吐きそうになりました。
ここを生きて出られたら絶対に警察に行こうと思いました。
でも先輩がまあまあとなだめてくれて先輩より先に女子社員だけ帰りましたが翌日会社で先輩から「あの後、大変だったんだぞ。ママが荒れて荒れて」と愚痴られました。
「女だということにあぐらをかいて！あたしなんかどれだけ苦労したって好きな人にはふりむいてもらえないのよ！男だというだけで！」と泣かれたそうです。
過激な経験でした。

結論から言うと「店を選んだほうがいいかも」ということです。