ペットにまつわる優しくて不思議な体験
191コメント2018/03/18(日) 01:05
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117. 匿名 2018/03/07(水) 10:39:31
偶然と言われたらそれまでだけど。愛犬を亡くした翌年のこと。
もう二度と犬を飼わないと、私は決めてた。
愛犬以外の犬を可愛がりたくない(もちろん犬は大好きだけど、心の底から愛情を注ぎたくないという意味)、もうあんな辛い思いをするのは嫌だ(亡くなった時に)という気持ちから。
でもある日、もうすぐ捨てられる犬と出会ってしまった。
仕事の関係先で生まれた子犬で、一度に2匹の犬が出産して、子犬は全部で10匹。
雑種の中型犬というのもあるのか、全然貰い手が見つからないと飼い主さんがぼやいてた。
ある日仕事でそこに行くと、「明日捨てに行く」と言われ、ビックリした。
「近くに小学校がある。その辺に置いとけば、誰か持って行くだろう」と。
でもその小学校は大きな国道沿いにあって、子犬達はもう段ボールくらいなら脱出出来る。
もし段ボールから出たら、高確率で車に轢かれるし、保健所に連絡される可能性もある。
そう言ったけど、「その時はその時」としか返ってこなかった。
私自身は飼わないと決めていたけど、数回会ったことのある子犬達。
見て見ぬふりは出来なくて、「私がどうにかします」とその日10匹全部連れて返った。
とはいえ、犬の貰い手なんて中々見つからず、貰い手が決まったのは1匹だけ…。
残る9匹をどうするか。
なるべく小さい内が貰い手は見つかりやすいだろうし、早く動くしかない。
散々調べて、片道1時間ほどかかるけど、その市町村の動物愛護センターは殺処分ゼロを達成して、子犬の譲渡会を頻繁に行っており、子犬は間違いなく貰い手が見つかると知った。
すぐにその愛護センターまで子犬達を預けに行くことに。
道中、私はものすごく悩んだ。
確かに犬はもう飼わないと決めた。
でも私がその気持さえ乗り越えれば、少なくとも1匹は確実に幸せな人生を送れるんだ…。
実は1匹だけ、なぜか異様に懐いてしまった子犬がいて。
私は迷いながら母に「…お母さん、もう飼いたくないよね?」と聞いた。
母も私と同じ理由で犬を飼いたくないと言っていたから、やっぱり「当たり前でしょ!」と怒られた。
無言で向かう中、突然母の膝の上に、犬のぬいぐるみのキーホルダーがポトッと落ちてきた。
愛犬にそっくりなぬいぐるみで、一目で気に入って買って、車のサンバイザーにぶらさげていた物。
たまたま金具が外れたのか…。
母は「…あの子が、【飼ってあげて】って言ってるのかね…。あの子は優しい子だから」と呟いた。
結局二人で悩んで悩んで、1匹だけ異様に懐いてた子犬を飼うことに決めた。
愛犬も天国でホッとしたかなぁ?
飼うと決めたからには、全力で守る・幸せにすると決めているので、今ものすごく溺愛してます(笑)。
長文失礼しました。
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