母親からして貰って嬉しかった事

[76. 匿名]

小さい頃はおやつはほぼ、手作りだった。
一緒にドーナツやホットケーキ作ったりして。

小2の頃、父が脱サラして起業した。
専業主婦だった母も手伝うようになり、自宅から遠い工場に通うために運転免許を取得し、ほぼ家にいなくなった。

ある北海道の真冬日、マッチで紙に火をつけてから点火する石油ストーブだったので、私はその日どうしてもつけることができなかった。
免許取り立ての母は夕方小一時間かけて、冬道を運転してストーブをつけてくれ、すぐ小一時間かけてまた工場に戻って行った。

小さい頃にほったらかしにして申し訳ないと言われたけど、手作りおやつの思い出があるし、父の会社も軌道にのり、兄妹ともに東京の大学まで行かせてもらえた。

全てにおいて感謝しかない。