ガールズちゃんねる
  • 281. 匿名 2018/02/26(月) 16:27:25 

    厚労省は精神疾患も要因のひとつと説明していて、医学者によると精神疾患が原因でない場合をひきこもりと定義するという人もいるらしい。

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    ●「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではありません
    (前半略)
    「ひきこもり」とは、病名ではなく、ましてや単一の疾患ではありません。また、「いじめのせい」「家族関係のせい」「病気のせい」と一つの原因で「ひきこもり」が生じるわけでもありません。生物学的要因、心理的要因、社会的要因などが、さまざまに絡み合って、「ひきこもり」という現象を生むのです。
    ひきこもることによって、強いストレスをさけ、仮の安定を得ている、しかし同時に、そこからの離脱も難しくなっている、「ひきこもり」は、そのような特徴のある、多様性をもったメンタルヘルス(精神的健康)に関する問題ということが出来ましょう。
    (中略)
    「ひきこもり」という行動をとる人のなかには、生物学的要因が影響している比重が高くて、そのために、「ひきこもり」を余儀なくされている人々がいます。たとえば、統合失調症、うつ病、強迫性障害、パニック障害などの精神疾患にかかっている人々です。

    (厚生労働省「ひきこもり」の概念)

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    まず、私が著書『社会的ひきこもり』(PHP新書)で提唱した「社会的ひきこもり」の定義は以下の通りです。
    (中略)
    ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいこと
    これは、ひきこもりの原因が「精神障害」にはない場合ということです。厚労省の研究班によれば「ひきこもりの95%は精神障害と診断できる」と報告されていますが、その症状が一次的なものか二次的なものかの区別は重要です。
    ひきこもりは本人にとっても非常にストレスフルな状況であり、そこからさまざまな精神障害が二次的に生ずる場合があります。つまりこの場合は、原因が「ひきこもり」で結果が「精神障害」です。しかし、ひきこもりの原因として「精神障害」があるパターンはそれに当てはまりません。

    (メディカルノートのサイトより抜粋、筑波大学社会精神保健学分野教授、斎藤環)

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