ガールズちゃんねる
  • 375. 匿名 2018/02/12(月) 01:33:21 

    三歳の時に母親の不倫相手だった人が、父の不在時に家に来て、包丁を片手に復縁を迫ったことがあった。止めに入った私が刺されて、生死の境を彷徨った。
    男はそのまま逃走。母は警察の事情聴取に黙秘権を行使。私のことはどうでもいいんだな、と思った。
    私を刺した男は意識を回復した私の証言で捕まった。
    父親はそんな母親と別れることもせず、夫婦関係を継続。母親のことを信用できないまま私は成長した。
    中学生の時、パート先の男と不倫関係になった母親は、その男と一緒に家を出て行った。
    やっぱりまたやったと思った。
    そこからは私が家の家事を担当してきた。

    時々、刺された痕が痛む。この間はメスがお腹の中を動き回っているような感触に襲われた。
    一生この痛みや感触と付き合っていかなければならない。その現実が慣れたとはいえ、悲しい。
    出所したかつての母親の愛人には我が家を訪れて謝罪をして貰った。その後、幼い頃に私を可愛がってくれた人が、私の敵とこの人を刺した。新聞にも載ったらしい。「自業自得だ」刺されたかつての愛人はそういっていたと言う。
    私が手を下した訳ではないけれども、それ相応の罰を受けたこの人に対して恨むことはもうない。
    けれどもその息子の弟が芸能人をやっているので、テレビで見かけるとその姿に複雑な気分になる。
    一応、この芸能人にも謝罪しては貰ったけれど、当然ながら他人事。そこまで真摯に謝罪して貰った訳じゃない。勿論他人のしたことなのだから、彼には関係のないことなのだけれども。

    私は四十路になっても当時の後遺症(解離性健忘やとん走)で、まともに職が長続きしない。だから余計に華やかな世界にいるその芸能人に複雑な気持ちを抱いてしまうのだと思う。当時のことを嫌でも思い出さざるをえなくなるのもあると思う。
    このまま自分はまともに職が続かずにのたれ死ぬのかな、と思うとちょっと悔しい。けれどもそれもまた運命なのだろうな、と思う。

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