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好きな人とご飯に行った後!

88コメント2018/01/18(木) 20:22

  • 21. 匿名 2018/01/18(木) 09:47:35 

    ふたりは都内の繁華街から1本入った路地裏にひっそりと佇む、韓国料理店にいた。ここは高岡の行きつけの店。店員が「いつも同じ注文ねぇ」と高岡に話しかける。

    高岡「そうなのよー。じゃあ今日は別のものにしようか」
    松坂「ハイボールで」
    高岡「私もそうしよっと。何食べる?」
    松坂「う~ん、チヂミかな」
    高岡「私も同じこと思ってた」

    白いTシャツ姿で少し長めの前髪を流した彼を見つめながら、高岡の笑顔がはじける。

    高岡「今の私大丈夫? スッピンだから恥ずかしい」

    両手で顔を覆い隠すそぶりを見せる高岡に、松坂は笑顔を返す。

    高岡「楽しい? 私は楽しい。今日ご飯食べるの楽しみにしてたよ」
    松坂「楽しいよ、もちろん」
    高岡「早い者勝ち。こういうのって言ったもの勝ちよ!」

    自然体で会話する高岡に、はじめは周囲の客を警戒している様子だった松坂の口数も徐々に増えていく。

    松坂「相手の女優さんを素敵にさせてあげるのが、俳優の仕事だって思うんだよね」
    高岡「それは基本だよね。とても大変なことだけど」
    松坂「相手役を輝かせて、どうきれいに見せてあげるか。それを本気で考えている人に勝る人はいない」

    俳優としての理想像を熱く語る松坂。にわかにまっすぐな視線を高岡に送る。

    松坂「その点、俺らって信頼しあってお芝居できてるよ」
    高岡「うん、できてる。できてるよ!」

    声を弾ませる高岡。敬語とタメ口が交ざり合い、16才の年の差が少しずつ消えていく。会話とお酒は進む。

    松坂「そこにホクロあるよね」
    高岡「いやらしいところにあるでしょ? 背中はないのよ。背中は、ね?」
    松坂「もう1回」

    松坂のリクエストに、高岡はもう一度しっとりとした素肌の背中を見せつける。

    松坂「俺もね、あるよ」
    高岡「腰にでしょ? あれは今日気づいたんだけど」

    高岡「なんかこういう時間が疲れを癒してくれるよね」
    松坂「…言うの恥ずかしいからやめた」
    高岡「なあに? 言ってみて」
    松坂「…こんなに素敵ないい時間はないですよ」

    恥ずかしさからか、少し鼻にかかった声でそうもらした松坂。照れ笑いを浮かべ、少しの沈黙が流れる。

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