明治・大正文学について語りましょう♪
113コメント2017/11/20(月) 06:51
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77. 匿名 2017/11/16(木) 23:15:52
明治~昭和の名作と言われる小説を、二人の書評家が語った本、「百年の誤読」。
小説読んでなくてもおもしろいです。
◆1900徳富蘆花『不如帰』(ほととぎす)。黒田清輝の挿絵入りで発売された大衆小説。脱力するほどベタな構図だが、意外なほど楽しく読めた(→ラノベとは志が違うからね)。◆1901国木田独歩(655夜)の『武蔵野』。読み進むのがつらかった。現在はまったく面影もない武蔵野を脳内散歩するなら癒される(→当時のモノクロ写真でもないかぎり、それもムリ)。
◆1903小杉天外『魔風恋風』。氷室冴子『クララ白書』や今野緒雪『マリア様が見ている』みたいな、学園もの少女コミックを先駆した三角関係版青春小説。でも紅葉にはとうてい及ばない(→同感だ)。◆1905尾崎紅葉(891夜)の『金色夜叉』。昨今のつまらないエンタメ読むくらいなら、ゼッタイ読んだほうがいい(→その通り)。経済小説としても見事(→その通り)。◆1907田山花袋『蒲団』。豊崎曰く、知り合いになりたくない作家の男勝手な話(→そうだろうね)。・・・・+5
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1511夜『百年の誤読』岡野宏文・豊崎由美|松岡正剛の千夜千冊 1511夜2013年06月26日コンテンツへ移動岡野宏文・豊崎由美百年の誤読ちくま文庫 2008ISBN:4480424946編集:横里隆・柿崎隆・安藤善隆・アライユキコ 装幀:南伸坊読書にはリーダビリティが起伏す...