【世界柔道2017】柔道を語ろう!!

[55. 匿名]

団体戦は男女別だったんですが、男女混合の団体戦になり、不憫にも団体戦のメンバーから外れてしまった選手がいます。その一人として橋口祐葵選手がいます。彼は今回66キロ級で優勝した阿部一二三選手を2016講道館杯で袖釣り込みで一本勝ちを取り、阿部選手との対戦成績は2勝3敗とほぼ互角と言えるほどの選手です。橋口選手は宮崎の名門芦塚道場出身で、私はそのライバル道場だった泰山学舎という道場（阿部選手を有効で破ったことがある丸山城志郎選手出身）にいたのですが、橋口選手を小さい頃から見てました。別格でした。特に袖釣り込み腰は芸術とも言えるほど綺麗でこんなに小さい人がこんなでかい人を投げるの！？って感じでほんとに強かったのです。インターハイでも高校一年でしかもオール一本で優勝するほどでした。しかし、大学に入るとスランプに陥ったらしく、なかなか勝てない日々が続いたそうです。そんな中、阿部選手を破り講道館杯で2位、そしてグランドスラム東京で準優勝し、ついに世界柔道団体戦で代表に選ばれたのです。そんな中2020年の東京オリンピックに合わせて団体戦を男女混合にし、66キロ級を省くという事態が起こりました。結果、橋口選手は代表から外されることとなりました。小さい頃からの活躍を知っているわたしは大変残念でなりません。ルールに乗っ取ったとはいえ、彼のような優秀な人材が代表から外されることになるとは、本当に残念です。しかし、橋口選手にはここで諦めず、阿部選手を倒し、今度は個人戦で代表に選ばれてほしいものです。長文失礼しました。写真は講道館杯2016で橋口選手が阿部選手を袖釣り込みで投げるシーンです。