死後の世界について語りたい
362コメント2017/08/17(木) 02:02
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332. 匿名 2017/07/21(金) 21:53:30
【人間界】
畜生界では、欲しいものがあれば何でもかんでも手に入れたいという熱い衝動がありました。
しかしそのような状態が落ち着きをみせてくると、分別というものが出来てきます。
状況によっては我慢することを覚え、欲しいものも本当に必要なのかどうかを識別する能力が出てくるのです。
自分自身を省みる余裕も生まれます。
私のやり方が通用する時もあれば、しない時もある!
世の中にはいい人もいれば、悪い人もいる。
間違ったことをしてはいけない。
人の物を盗むのは良くないし、人を騙すのも良くない。
でも、人に親切にするのはいいことだ。
人間には人間らしい生き方があるというわけです。
そのような分別を持って、自己の安全を確保し、欲求を満たしていこうというのが人間界です。
この世界に住む人達は間違いが少ないし、尊敬を集めたりもします。
しかし決定的な限界は、この分別は愛ではないということです。
自分を守るための、How to、やり方なんです。
人に親切にしなさい、人が喜ぶ事をしなさい、人を褒めなさい、ありがとうと言いなさい、感謝しなさい・・・全部「やり方」です。
人を誉めて、その人をいい気分にさせて、結局自分の都合でそうしているわけです。
これは愛ではありません。
手段です。
だから人間界は、まだ十分ではないのです。
道徳的な立派な生き方をしても、そこには何かが欠けています。
その根っこが自己保身であり、自我の世界だからです。
しかしこの人間界は大きな可能性を持った世界です。
分別と知性の力によって、この絶え間ない輪廻の繰り返しに気づき、大いなる世界に向かう意思が生まれる場でもあるのです。
実に、この人間界においてこそ、僕たちは大いなる飛翔の可能性を持つことができます。
これより下の世界は愚かゆえに、そしてこれより上の世界は慢心ゆえに可能性が閉じてしまうのです。
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