デザイナー職を辞めて別の道へ進んだ人

[74. 匿名]

チラシとか広告とか作るのに「デザイナーなんてたいそうな名前の人間が必要なのか？」って思う人は一定割合いるわけさ。きっと「自分でもできそう」って思ってるし、割とはっきり態度に出す人もいるし、自分でパワポか何かで作ってみて「自分の作ったこれとデザイナーがつくるものと何か違うのか」みたいなことをいう人もいる。
まあ、その中では自分で実際にやってみる人はある意味偉いと思うけど。

ただ、やっぱり比べてみれば素人の作ったものは、技術的に印刷仕様に適合していないというところに目を瞑るとしても、構成から色使いから細部の文字処理に至るまで見るに耐えないし、そこには「見るに耐えないものを人は見ない」というごく単純な真理があって、そういうデザインの本質が広告デザインにあったりするんだけどね。

そんなわけである程度以上大手の代理店や制作会社に入ると、数年かけて一通りの現場を回されるんだと思うよ。自分もチラシ含めていろんな現場を回って、今はどういうわけかWeb制作やUIデザイン、システム開発とかやってる。DTPとも縁が切れたわけじゃなくて、多メディア展開みたいなことも少なくないので、イラストだデザインだオペレータだって、自分の担当を特化して考えにくい世の中になってるのかもしれない。