ガールズちゃんねる

不思議体験が聞きたい

434コメント2017/03/29(水) 15:59

  • 246. 匿名 2017/03/12(日) 22:39:31 

    >>223続きです

    「Aが手で押すと、向こう側に開きました。人ひとりようやく通れる扉を5人で順番に通って中に侵入しました。その後は懐中電灯をつけたり消したりしながら更地の敷地内をグルグルしていました。
    「なんもないじゃん」「建物に近づいたらさすがにヤバイよの」など小さな声で雑談していたのですが、あまりにも何もなくつまらないので施設に近付いてみる事にしたんです。

    敷地内は正面の門からは長々とした100メートルくらいの完全な更地で、その先に大きな施設が三棟並んでいました。よく覚えていませんが、とても奇妙な外観をしたデザインの建物でした。

    施設周辺をコソコソ歩いていると、施設と施設の間に、灯りのついたキレイな公衆トイレの建物がぽつんとあり、トイレがある場所一帯は白いキレイなコンクリートで舗装されていて、ベンチまでありました。

    Aが「ちょっと休憩しようや」と言い出し、周りの同級生らは「はぁ?見つかったらさすがにヤバイだろ」「さっさと一周して帰ろうや」と言いました。私も
    「見つかったら警察呼ばれるかもしれんし、卒業まであと少しじゃし、問題起こしたらヤバイ、はよう帰ろうや」と言いました。



    11: 地下のまる穴4 2011/12/16(金) 10:12:53.43 ID:s+XHJkPg0

    しかしAはベンチに座ると煙草を吸い始めました。
    「じゃ一服だけして帰るか」という事で、全員でその場に座って煙草を吸いました。
    するとAが「俺ちょっとトイレ行ってくるわ」とその公衆トイレの中に入っていきました。
    BやCは「アイツ勝手に入った建物のトイレでよくションベンなんか出せるなぁ」「ウ○コなら悪魔に呪われるんじゃないか」
    とか冗談を言いながら煙草を吸っていたんですが、しばらくするとAがトイレの中から「お~い。ちょっと来て。面白いもんがあるよ」と小さな声で言いました。

    ゾロゾロと行ってみるとAは「ほら、ここなんだと思う?」と便所の個室を指さしました。Bが「トイレじゃん」と言うと「ドア開けてみてや」と言い、Bが「なんや」と言いながら扉を開けました。扉を開けてみると、なぜか中には地下に降りる階段がありました。

    Aは「おかしいじゃろ。便器便器と並んで、ここだけ階段なんよ」と言いました。

    いよいよ、この状況がおかしな事に気づきました。
    第一Aの言動がずっと不可解でした。Aが急に肝だめしを提案した事、横の扉の位置を把握していた事、トイレの扉をわざわざ開いた事などです。

    私はAに「お前まさかココでウ○コするつもりだったん?」と聞きました。
    Aは「いや、うん、そうじゃ」と曖昧に答えた後「ちょっと降りてみんか?」と皆に聞き始めました。
    私は当然断りました。
    「お前おかしな事言うなや。はよ帰ろう。ここでグズグズしよったら見つかるじゃろ」
    と言うと、「はは~お前怖いんじゃろ?ちょっと降りるだけなのに怖いんじゃろ」
    と馬鹿にした感じで言い出しました。

    私はこれはAの挑発だと思いました。下に誘導しようとしているとしか思えなかったのです。Bも「ワシもいかんわ。帰ろうで」と言ってくれたのですが、他の二人は「なんか面白そう。ちょっとだけ降りようか」みたいな感じで
    Aに同調したのです。


    12: 地下のまる穴5 2011/12/16(金) 10:13:19.59 ID:s+XHJkPg0

    Aは「お前らは勇気あるの~」とか言いながら、私やBを更に挑発していましたが、Bは「ワシ行かんで。勝手に行けや」と吐き捨てるように言いました。
    Aは「ならまず3人で降りるわ。お前らはとりあえずココで待っといてや」
    と言いました。そして3人は下へと降りて行ったのです。
    私とBの二人はトイレの外には出ず、中で待っていました。

    トイレの周辺は施設に挟まれた形で、窓も多数あったため、
    「どこの窓から見つかるか分からない」と思い、トイレ内で待機していました。

    Bは「おい、Aってなんか変じゃないか?」と聞いてきました。
    私は「今日のAはおかしい。なんか最初っから俺らをココに連れてきたみたいな感じがする」と答えると、Bも「ワシもそう思いよった」と言いました。

    その後はBと一緒に今夜の事や見つかってしまった時の対処法などを話していました。5分近く経った頃、「ちょっと遅くないか?!」と私もBもイライラし始めました。

    Bは「もう二人で帰るか」と言い出したのですが、二つあった懐中電灯のうち二つともAたちが持って降りてしまったので、暗闇の中あの小さな横の扉を発見するのは時間がかかると判断し、しぶしぶ待っていました。

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