「大人のADHD」片付けられない、不注意で失敗続き…どう対応すれば

[120. 匿名]

夫がADHDです。

今のようにADHDについての情報が広まっていなかった当時のことですから、夫は小さい頃から「なんで自分だけみんなみたいにちゃんと出来ないんだろう」と悩み続け、知識のない親には「お前はダメな子だ」と叱り続けられ（ちなみに夫の両親も共にADHDだと思われます）、夫はずっと「俺はダメな子なんだ」と思って生きてきたそうです。

結婚した当初は、この人はものすごく面白い人だなぁ、としか私にはわからなかったのですが、

数年前に新聞広告で、福島在住の星野仁彦先生の著書『私は発達障害のある心療内科医』の紹介文を読んだ夫が、コレ読みたい！ というのですぐに取り寄せ、夫婦で読んで、ありゃまさにコレはあなたのことだね、と二人で合点がいきました。

夫は、俺が出来ないのは脳の障害のせいだったのか‼ とわかってものすごーーくラクになったようです。そして理不尽な扱いをし続けてきた自分の親もまたADHDなんだとわかり、許せるようになったそうです。だからこうして世の中に情報が行き渡ると本当に助かる人もいるんだ、と皆さんにもおわかりいただきたいのです。

ADHDだ、とわかると、じゃあどう生きていこうか、とみんなで考えられますもんね。夫は、今後の人生が生きやすくなるなら薬も服用してみたいと思ってる、でもまだ迷ってる、と。

夫が服用したいのならとめませんが、
私はADHDの今の夫を心から愛してるんです。
だってそれが夫の個性だもん‼

息子もおりますが、家族で工夫して助け合って楽しく生活出来てるし、幸いなことに我が家は自営業なので失敗したってゲラゲラ笑って一緒になんとか出来てるし、息子は心底父親を尊敬してるし、今の夫のまんまでいいのになぁ、と思ってしまいます。

でも、障害を持つツラさは本人にしかわからない。本人が変わりたいのなら応援しようと思っています。

みんながこの障害についての知識と理解を持てば、助け合って認め合って、さまざまな人が生きやすい世の中に出来るんじゃないかなぁ。